『中国法務への扉』へのご訪問ありがとうございます。弁護士の岡部真記です。
今週は、ある勉強会(Zoom)に参加したのですが、「ずっとこの場にいたいなぁ」と思うほど充実した、かつ居心地の良い時間を過ごすことができました。ワークショップ形式だったのですが、講師も一緒のグループになった方々も私に今必要な言葉をくださって、本当にいい出会いを頂いたなあと思います。
法律セミナーでは、講師と参加者は『教える』-『教えられる』という関係になり、なかなか一体感が生まれませんが、参加者の皆さんが少しでも主体的に参加したり考えたりできるよう工夫できればと思いました。
さて、今週はいったん中国法務を離れて(勝手に離れてすみません)、最近読んだ本-私の生活にかなりの影響を与えた、そして今後も与えるであろう一冊をご紹介したいと思います。
じゃんっ!これです。
近くの本屋さんで1位でしたが、Amazonでもベストセラーなんですね。
どうせスマホは脳に良くないとか書いてあるんでしょ、知ってるけどつい見ちゃうんだよ。
ダメだって、みんなそんなの何となくわかってるよ。
…と思ったアナタ!私もそう思っていました。
が…、読み終わるまでに、スマホに自分でスクリーンタイムを設定するほどインパクトと説得力がありました。似たような本や話を聞いたことはありますが、私に行動をさせるほど影響を与えたのはこの一冊だけです。
まず帯がですね…『スティーブ・ジョブズは我が子になぜiPadを触らせなかったのか?』です。
有名な話なのかもしれませんが、「え、そうなの?!なぜ?自分で世に出しておきながら?」となりませんか。
第七章なんてタイトルは『バカになっていく子どもたち』…。
直接的すぎやしませんか。煽っているようにさえ見えます。
しかし、中身は至極真面目です。
筆者はスウェーデンの精神科医。
人間の長い歴史の中で進化した脳のあり方について説明し、スマホが脳の報酬システムの基礎的なメカニズムをダイレクトにハッキングしていると警鐘を鳴らしておられます。
今までも同じような話は聞いたこともあるし、本を読んだこともある。
けれど何だかやたらと説得的なんです。
薄々、我ながらいかんなと思っていたことが(私は一定レベルを超えて疲れるとスマホを見る時間がとても長くなる)今すぐ本当に何とかしないとなと行動を変える(具体的にはスマホの設定を変える)ことになりました。
そういいながらこのコラムをスマホで書いていますが、
スクリーンタイムを設定してから触る時間がかなり減っていると思われます(iPhoneですが、設定するとアプリが黒くなり、制限をいちいち解除しないと見られないので手間がかかります。結局、その手間を乗り越えてまで確認したい情報はわずかしかないということですね)。
皆さんも、最近スマホ使いすぎてるな、とか子どもにスマホどれだけ使わせようか…、とか思っておられたら一度読んでみることをおすすめします。自信を持って方針を決められるのではないかと思います。
私も時々読み直そうと思います。
話は変わりますが、29日は法務基礎セミナー『債権保全・回収の基礎』を実施します。
基礎を一気におさらいできます。
知っているようで知らないこと、意外とあるのではないかと思います。
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いよいよ今年も折り返し、7月に入ります。皆様、今週も楽しくご機嫌に過ごしましょう。