『中国法務の扉』へのご訪問、ありがとうございます。名古屋の弁護士岡部真記です。
今週我が家は、ロボット掃除機を買い換えました。長年使い倒したロボット掃除機が壊れ、さようならして数カ月…。水拭き用のロボット掃除機も充電池がダメになり、中国で購入したならサポートできないとJAPAN窓口に冷たく言われて1か月…。いよいよ我慢ができなくなりました。
今回も定番のアメリカ製にするのか、日本製にするのか…。ロボット掃除機の検証実験しているHPや口コミを少しだけチェックしました。そして、どこのメーカーなのかよくわからないけれど性能がよさそうでスタイリッシュなロボット掃除機(しかも拭き掃除も可能でごみの回収不要)を勢いでポチっとしました。
早速昨日我が家に届き、彼(彼女?)は今、部屋の地図を作りながら掃除をしています。今まで使っていたものが、かなり激突しながら掃除するタイプだったので(新しいものはぶつからないと思いますが…)、壁にも椅子にもぶつからず、マットの上に行くと吸引力をアップする様子にすごい性能だなあ、結局ナニモノだったんだろうコレ…、私がいない3年間に市場を獲得したベンチャーなのかな、電気屋さんに売り場もあったな…などと思いながらネットサーフィンをしていました。
そして…ECOVACS―は中国で歴史あるロボット掃除機メーカーであることが分かりました。大変失礼しました。
さて、今週は、最低賃金についてです。「中国は人件費が安く「世界の工場」であったが、人件費が年々上がっており、もはや日本とあまり変わらない。そのため東南アジアなど別の国に工場は移っている」、というような話を聞いたことがある人も多いかと思いますが、実際はどんな状況なのでしょうか。
8月1日から施行される北京市の最低賃金は…
月額2320元だそうです。2320元というと、だいたい4万円ですね(本日レート参照)。
愛知県の最低賃金(一般)が時給927円であることを考えると、まだまだ日本とは差があると思います(単純には比べられませんが)。しかし、中国の最低賃金は2011年1月時点では1160元(2019年12月 株式会社三菱UFJ銀行 国際業務部資料より)。この10年で2倍に上がっています。
10年ひと昔、とはいいますが「倍」は、かなりのインパクトがありますね。日本の現地法人も以前は「日本」というキーワードでよい人がたくさん来たが、それだけではよい人材が来ない、待遇面をもっと上げていかないといけないという話を聞いたことがありますが、この数字を見てそういうことか…と納得しました。
変化し続ける中国に注目し、家電業界の熾烈な争いについて思いをはせつつ…彼(ECOVACS)には我が家の掃除担当として末永く頑張ってもらいたいと思います。
それではみなさん、今週も元気でご機嫌にお過ごしください。